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Google Analyticsのデータ活用術

| WEBマーケティング(SEO)
google analytics データ活用方法

サイトオーナー様であれば「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」という言葉を耳にされた事があると思います。ウェブサイトは多くのデータを集める事が可能です。Googleは無料でサイトデータを集計しサイト制作者またはサイトオーナー様にデータを提供しています。このサービスが「Google Analytics」です。もし、サイトオーナー様でこのデータを確認したことがない場合は制作業者に問い合わせをされたら提出してくれると思います。データがないと次の施策を考える術がなくなってしまうので、必ず参考に施策を練る事をお勧めします。

Google Analytics データ

上記の画像でデータを確認できると思いますが、重要なのは「データをどのように分析し活かすか」です。まず、データの見方をご説明します。

 セッション数【サイト訪問者の数】
 ページビュー数【サイト訪問者がサイト内で閲覧したページの総数】
 ページセッション数【1人の訪問者が平均何ページ閲覧したかを表した数】
 滞在時間【サイト訪問者の平均サイト滞在時間】
 新規訪問者とリピーターの割合【新規訪問者とリピータの割合を計測】
 直帰率【サイト訪問者がサイトを訪れて1ページ目でサイトから退出した割合】

データを一つ一つ説明するのは、この記事内では割愛させていただきます。最低限クリアしておきたい数字を記載いたします。

 セッション数 300以上
 ページビュー数 セッション数の3倍、なのでここでは900とします
 ページセッション数 3以上
 滞在時間 2分以上
 新規訪問者とリピーターの割合 割合は50%が理想
 直帰率 10%以下

※地方のサービス業をでの平均的なデータを基に算出しています。都会ではアクセス数などもっと多いと思います。

上記の数字はあくまで目安ですが、最低限の数字をクリアしているサイトは必ず上位に表示されています。私は、基本的にウェブサイトはトータルバランスだと思っています。セッション数は多いがページビュー数は少ないという様にどこかの数字が飛び抜けていても平均的に最低限の数字をクリアしていないとなかなか検索で上位表示されないと考えています。この理想的な数字に近づけるような運営を行っております。例えば、セッション数が少ない場合は「ブログ掲載後のSNSへの記事投稿のお知らせ文章を工夫してみましょう」セッション数が多いのに滞在時間が少ない場合「コンテンツ数を増やしましょう」直帰率が高い場合「ブログ掲載の文字数が多すぎるので写真を効果的に使って文字数を減らしたブログにしましょう」「記事内容の質を向上させましょう」などデータからは多くの改善提案がクライアント様へ可能なのです。

データを基にサイトの構成を変更する

何度もウェブサイトを制作した経験があるクリエイターであれば、サイト内でユーザーがどの様な行動をするかある程度予測ができると思います。その経験則に沿ってウェブサイト制作案をクライアント様に提出するはずです。しかし、「どうも上手く動線がひけてない」など公開して感じる部分も出てくる場合があります。その場合は、サイト内をユーザーが目指す情報に早く辿り着けるように変更していきます。ウェブサイトは常にトライ&エラーなので、上手くハマってないと感じたら少しづつ変更して閲覧ユーザーに合わせていきます。

潜在需要を見つけ出す

ウェブサイトは多くの方が新規顧客を獲得するツールだと思っていらっしゃいますが、他にも多くのツールとしての役割があります。1つ例をあげるなら、業界に眠る潜在的な需要を見つけ出すツールとして利用する事です。業界で当たり前として作られているけど、世の中に広く知られていない商品というのはまだまだあります。個人的にも前述の様な経験をしたことが何度かあります。業界の「当り前」は、外に出してみると「当たり前ではない」事も多いのです。「当たり前」だと思っている事でもサイトに公開すると問い合わせがあり潜在需要を掘り起こすきっかけになる可能性は大いにあるのです。

職人さんは技術が優れているので、多くのオリジナルやオーダーメイド商品が作れます。それらを制作実績として公開していく事も有効な手段です。ヒットする商品はアクセス数や反響などが他とは全く異なります。ヒット商品というのは企業側が意図しなかったところで生まれる事も多々あります。しかし、それらは人の目に触れて初めてブレイクのチャンスを得るのです。とにかく作って、ブログで掲載するという方法は効率は悪いかもしれませんが、潜在需要の見つけ方としては有りだと思います。皆さんもよく利用されていると思いますが、LINEは当初多く作られたサービスの1つだったそうです。「このアプリは流行る」という期待もあまりなかったようですが、公開してみるとダウンロード数の伸びが他とは全く違い一気にメジャーアプリに駆け上がったそうです。LINEの様に公開して初めて価値が見い出される商品は多々あります。まずは、自己判断せず公開してみる事が重要です。

ウェブサイトデータには多くのヒントが隠されています。データの1つに「キーワード検索」という項目があります。キーワード検索は、どんなキーワードでユーザーがウェブサイトに辿り着いてかを教えてくれるデータです。最近は、多くのサイトがSSL(暗号化)を使用しているため分かりにくくなっていますが、まだ使えます。業務に関する記事を多く書いてネット上にアップし、消費者がどのようなキーワードで検索し、何に興味があるのかをデータを読み解くことが可能です。キーワード検索の多い商品をブログで多く取り上げる、商品の詳細ページを作成するなど的を絞る事ができます。小売業でない場合は強化すべきサービスを絞る、新しく始めるサービスの指標になります。

まとめ

ウェブサイトの役割は【新規顧客の獲得】【サービスの認知】【企業情報の発信】【マーケティング】【リクルート】【社員意識の向上】など上げればきりがないほどあります。サイト制作前にクライアント様との打ち合わせさせで目的を明確にし、達成するまでの目標を決定します。目標と目的を達成する為に役立つのがGoogle Analyticsデータです。

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