デザイン業界最高の栄誉といわれている「Designer of the Year」を最年少で受賞したデザイナーでありデザインオフィス 「nendo(ネンド)」代表の佐藤オオキさんの著書を拝読させて頂きました。プロジェクトの進め方など参考になる事が多々ありましたので紹介させて頂きます。
この本では、佐藤オオキさんの「デザインに関する考え方」「実際のプロジェクトの進め方」「複数のプロジェクトを抱えている場合の思考の切り替え方」「プレゼン術」「依頼を断る基準」などを実践を例に分かり易く説明してあります。どんな業界の方でも仕事を複数抱える事はあると思います。そんな時、どの様な思考で1つ1つのプロジェクトと関われば良いか、進捗状況の確認方法など仕事をスムーズに進める為のヒントが記載されています。個人的には、「なるほど~」と頷く事が幾つもありました。
ロッテ「ACUO」
スターバックス目黒権之助坂店
プロテカの車輪
ツマミグイ店舗
エステー「自動でシュパッと消臭プラグ」
カンペールの店内
ロッテ「B can」
「IHI広告ビジュアル」
・・・他
上記の実績を基に読み進めていくので、大変分かり易かったです。
はじめ書きに「デザインとは、見た目だけをよくすることではありません。デザインによって解決できる問題は、皆さんが想像する以上にとてつもなく多いものです。デザインを少し変えるだけで、商品や会社のコンセプトが一気に広まり、売り上げが飛躍的に伸びる事も多々あります。デザインには、ビジネスの場でさまざまな課題の解決策となり得る力があるのです。その力を軽視するのは、非常にもったいない事だと思います。」と記載されていました。この文章を読み購入を決めました。
この本は出だしに「仕事の質は、スピードで決まる」と記載されています。何よりもスピード重視では無く、最速で最高形へ辿り着くという意味だと思います。その為には、どうすればいいかを惜しみなく紹介されています。プロジェクト規模や業種が違っても参考になる記載が多くあると思いますので、お時間の許される方は読まれてみてはいかがでしょうか。