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目標の反響を得るための広告戦略

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広告反響イメージ

簡単に広告で新規の顧客を獲得する方法は多くの予算を注ぎ込む事です。テレビCM、チラシ、地方紙、ウェブ広告、ウェブサイトという様に人の目に多く触れる程、効果を発揮します。例えば、ビールのCMはテレビを付けておくと必ず見ると言っていいほど目にします。しかし、そんなに多くの予算を広告に注ぎ込むことができる企業は多くはありません。そこで「限られた予算の中で反響のある広告を出す為にはどうすればいいか」というテーマで今までの経験を基に記事を書いてみようと思います。

広告を出す媒体の特徴を掴む

現在スマートフォンの登場などでインターネットが普及し広告を出す媒体が増えました。まずは、媒体と特徴をまとめてみたいと思います。

テレビCM 不特定多数のユーザー(現在もパワーは絶大)
ラジオ 不特定多数のユーザー
フリーペーパー掲載 不特定多数のユーザー
折り込みチラシ 不特定多数のユーザー
Google・Yahoo広告 不特定多数のユーザー(キーワード指定によって広告を出せる)
バナー広告 不特定多数のユーザー(閲覧数の多いサイトへバナー広告を貼る)
動画広告 不特定多数のユーザー(YouTubeなどの動画コンテンツへの広告)
Facebook広告 不特定多数のユーザー(※マッチングシステムが最も優秀な為マッチ率が高い)
LINE@ 特定のユーザー(友達登録されたユーザーへの広告)

改めてまとめてみるとウェブ多いな~って実感しました(笑)ウェブ広告の特徴としましては、クリック単価制が採用されている点です。クリック単価制とは、1クリック100円の様にクリックされないが限り表示されるだけではお金は掛かりません。クリックされて初めて料金が加算されます。上限も1カ月5,000円という様に広告主側が決める事が可能で、さらにデータも取れるので解析がしやすいです。

テレビ・ラジオCM、紙媒体の広告は枠を買い広告を打つので実際どれだけの人が見たのかわかりませんしデータも取れませんが、不特定多数の人の目に触れ全くそれまで広告主の事を知らなかったユーザーを取り込める可能性があります。インターネット広告が注目をされ年々伸びていますが依然としてテレビ広告のメディアパワーは絶大です。それは、見る人の数が桁違いだからです。現在は、ウェブサイトのへの導線として活用をされるケースも多く見られます。

Facebookの広告マッチングは優秀

ソーシャルネットワーク拡散まず広告マッチングシステムとは、簡単に言うとサービス内のデータを収集しサービス使用者と広告主をマッチングするシステムの事です。Googleは、広告収入が大きな収益の柱ですがマッチングシステムの構築に多くの予算を投じています。そんなGoogleを凌ぐマッチングシステムを持つと言われているのがFacebookです。使用者と広告主のマッチング確率は驚異の96%だそうです。Facebookに誕生日、出身地、性別を登録している人も多いと思いますが、Facebook側はこの情報を基に広告枠に広告を表示しているのです。もちろん、一度あなたがクリックした広告などもデータとして残っていますので、次回の広告枠には類似の広告が表示されるようになるはずです。例えば、20代のFacebookユーザーに老眼鏡の広告を出してもクリックする人は少ないはずです。今時のファッションなどの広告を出す方が興味を持ちクリックする可能性が高く効果的です。この様に多くのデータ集めて解析しサービス使用者にオススメの商品を提案する優れたシステムがFacebookの広告クリック率を向上させているのです。

ユーザーが広告を見て問い合わせをする導線を作る

少し話が脱線してしまったので戻します。まず、クライアント様の広告を反響あるモノにする為に考える事は、広告閲覧者がクライアント様へ問い合わせをするまでの道筋を作る事です。フリーペーパーなどへ広告を出される場合は、ウェブサイトでフリーペーパーで出す広告内容の特設ページを用意します。それは、フリーペーパーの広告枠は大きさが限られており十分な情報を書き込めないからです。なので、最初からフリーペーパーの広告は文字数は減らしウェブサイトへの誘導ツールと割り切ったデザインにします。伝えたい必要な文字や写真を大きく掲載し「詳しくはWEBへ」の様な作りにします。そして、ウェブでキャンペーンの内容などを詳しく掲載し問い合わせに繋げます。

レスポンスイメージ

ウェブ広告の場合は、ユーザーの検索キーワードを予め予測し設定することが重要です。例えば、ホームページ制作会社を探しているユーザーに当社のウェブサイトを閲覧して頂きたい場合は、「山口市・ホームページ制作」「防府市・ホームページ制作」「宇部市・ホームページ制作」の様に地域名と表示して欲しいキーワードで構成します。地域名を入れない場合、北海道などでも「ホームページ制作」というキーワードで広告が表示されることになります。全国を対象とするネットショップなどでは地域名を入れる必要はありません。まずウェブ検索ユーザーを引き込む様なキーワード設定をしウェブサイトに誘導後、特設ページなどで商品やサービスを紹介して問い合わせに繋げるように導線を作ります。

レスポンスイメージ

LINE@に注目している

line at2015年2月から無料になった「LINE@」は企業や店舗の公式アカウントを作成できます。使用用途は通常の個人アカウントのLINEと変わらないので簡単に使いこなせます。店舗や企業アカウントで友達登録をされたユーザーに一斉にキャンペーンやお知らせを送ることができます。「Facebook店舗ページも同じじゃない?」と思われるかもしれませんが、タイムラインに投稿が表示されるのではなく、メッセージで届くので見逃す事はありません。Facebookは、タイムラインにお知らせが表示されるので、見逃される可能性もあります。Facebookの投稿開封率は4%でLINE@の場合は20%というデータが出ています。

Facebookページに比べLINE@は拡散力という点では劣る気がします。既存のお客様に対してお得な情報を確実に届けたい場合はLINE@が効果的です。「現代版ダイレクトメッセージ」といえばイメージしやすいかと思います。FacebookページもLINE@も長所と短所があるので、使用用途によって使い分けると効果を発揮すると思います。

LINE@の優れているところは、お客様とお店のアカウントで直接メッセージの交換ができる(メッセージのやり取りは、お店とお客さんで他の人に見られることはないので予約や予約確認などでも使えます)、クーポンが簡単に作成できる機能が付いている、お友達募集のQRコード付のチラシ・ウェブサイト用の埋め込みボタン、データ解析機能など充実したサービスが全て無料で使えます。個人的に、始めてこの機能を見た時は正直「こんなに充実してて無料でいいのか!?」と驚きました。

まとめ

山口ではフリーペーパーに広告を出しウェブサイトへ誘導し問い合わせに繋げるという手段が経験上最も反響を得やすい方法だと思われます。前にも記載しましたがその時に、反響を大きく得る為にはクオリティーの高い写真を掲載し閲覧者を引き付けるようにすると反響率は確実に上がります。

広告を出す媒体は、目的に応じて臨機応変に対応しなくてはならないと考えます。例えば、フリーペーパーで特集ページの企画があれば掲載すると反響はあると思いますし、拡散を狙うならソーシャルネットワークを使う様な感じで「どの様な目的を達成したいか」を決めて広告戦略を考えていかれると良いと思います。いろんなところに少しづつというよりも、使用する媒体を絞って可能な限り長く掲載されることをお勧めします。一気に短くは、キャンペーンなどの広告の打ち方に有効ですが、少しづつ新規顧客を獲得する目的には適しません。

最後に、広告を掲載する時期や時間帯も重要です。例えば、Facebookユーザーがタイムラインを多く見る18:00~21:00の間に投稿するなど、少し工夫するだけで反響も変わってくると思います。目的を絞り試行錯誤しながら広告戦略を考えていかれると目標の結果が得られるようになると思いますし、新しいサービスが多く出てくる中でリスクが少ないサービスは積極に取り入れていかれる事をお勧めします。

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